Maker's Markのバトンスチル。
こちらは従来からある蒸溜器です。
実は、この蒸溜器が裏側にもう1基設置されていました。
以前の訪問から一番変化したことが、蒸溜ラインが2ラインに拡大されていたことです。
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勿論、コンデンサーも2ライン設置されていました。バトンスチルで120プルーフに蒸溜された原酒はコンデンサーで130プルーフに蒸溜されます。
130プルーフという低い度数で蒸溜される理由には、穀物やイーストの香りを残す目的があります。実際、私はこのコンデンサーから流れ出る原酒をテイスティングする機会が有りました。
テイスティング・セミナーなどでは度数を下げた原酒を味わう機会が有ったのですが、蒸溜したそのままの度数で飲むのは初めてでした。
味わいとしては、穀物の香り、パンの香り、まだ熟していないリンゴのような香りが感じられます。
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この画像はもしかしたら、公開されるのは初めてかもしれません。
この画像はMaker's Markの醗酵層(マッシュ・タン)です。Maker's Markの穀物比率はコーン70%、冬小麦16%、大麦麦芽14%です。
これらの穀物をMaker's Mark蒸溜所がこだわって利用しているローラー・ミルで粉砕し、クッカーで煮た後でこの層に移されます。
クッカーで穀物を煮る工程でも温度管理を厳重に行います。まず、100℃に熱した水にとうもろこしを混ぜます。20分煮てからスターチ(コーンを煮たもの)がゼリー状になった時点で60℃に温度を下げます。
そして、冬小麦を投入します。これは、高い温度で投入してしまうと冬小麦の風味が損なわれるためです。そして、55℃に下げた時点でモルトを投入します。たった1℃の違いで糖分がカラメル状になってしまうため、細心の注意が必要だそうです。
そして、この写真のマッシュ・タンに移され、イーストを加えられて3日間醗酵されます。
この状態のものを「スチル・ビア」といいます。1基のマッシュ・タンで一度に10,000ガロン(約37,500リットル)のマッシュの醗酵が可能です。
また、醗酵の際に蒸溜工程で残ったスチルビアをこの層に加えて醗酵を安定させるSOUR MASHの手法を用いて醗酵させます。
今までMaker's Markではサイプレス(イトスギ)製の醗酵層のみを見学者に公開していましたが、実際にはステンレス層も存在しています。
Maker's Mark社では大部分のマッシュタンがステンレス製です。
担当者の話では、ステンレスでもサイプレスでも醗酵に差は生じないとのことでした。
現在、Maker's Mark蒸溜所にはサイプレス製8基、ステンレス製33基、計41基のマッシュタンが存在します。
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ここがMaker's Markのウェアハウスです。このタイプのものは蒸溜所の敷地内にある小さなタイプのもので、蒸溜所から少し離れた場所に大きなタイプのウェアハウスが存在します。
写真のウェアハウスは、通常蒸溜所見学コースで見学するウェアハウスです。しかし、通常のツアーでは入口を入ったところで樽に関する説明を受けます。ウェアハウス内には、縦にカットされた樽が置かれています。
この樽はバーボンの蒸溜を終えた樽のサンプルです。樽材の断面を見ると原酒が樽に染み込んだ跡を見て取ることができます。
バーボンの熟成には、この樽に酒が染み込んでは戻り・・・といった工程が重要です。樽材の木の成分を余すところ無く原酒に取り込むバーボンでは、一度使用した樽が使えない・・・というのも頷けます。
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今回の蒸溜所見学では普段は入れないウェアハウスの内側に入ることが出来ました。
最初の3年間、ウェアハウスの上部で熟成させ、その後ウェアハウス下部に移して熟成させます。
今回は今まで明らかにされなかったMaker's Markのおおよその熟成期間が公表されました。
勿論、テイスティングをして熟成の進み具合をチェックしますが、レッドトップで6夏を過ごした樽がボトリングの対象となります。ブラックトップは8夏を過ごしたものがボトリングされています。
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今回、今まで絶対に飲むことが出来なかったMaker's Markの樽出し原酒を試飲することが出来ました。
右の写真は、丁度サンプルを採取しているところです。Maker's Markはこまめにテイスティングを実施するため、何度の樽の栓を開け閉めします。そこで、Maker's Mark蒸溜所では固いクルミ材のダボ栓を採用しています。実際に味わったMaker's Markの樽出し原酒は、アルコール度数が約116プルーフ。アルコールの強さはあまり感じず、バニラの甘味を強く感じました。
ちなみに、この写真に写っている背中は製造部門のVice Presidentであるデビット・ピッケル氏です。彼はこのサイトを見たことがあるそうで、名刺交換をした際に「あぁ、このページなら見た事あるよ!」と笑ってました。
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熟成を終えたバーボンは瓶詰めされます。このボトリングラインも2ラインに増やされていました。
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ボトリングラインが倍増されたということは、当然ワックスのディッピング工程も2ラインになっていました。
右の写真が新しいディッピングラインです。ご覧の通り、この時は6人の方がディッピングを担当していました。生産体制増強により、ディッピング担当者を12名新たに採用したそうです。したがって、今までのようにワックスの垂れ具合で誰のディッピングか・・・といった事が分かりづらくなっています。また、男性も加わっていることが写真から見て取れるかと思います。
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ディッピングの様子をもう1枚紹介します。
先端の方を少しだけ漬けただけで、あのワックスになるんです。しかも、かなり早いペースでディッピングしていきます。
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最後に、ギフトショップを紹介します。Maker's Mark蒸溜所のお土産はこちらで購入します。
定番のアイテムからユニークなアイディアに溢れたものまで、オリジナルグッズが数多く揃っています。
今回ツアー参加者で人気だったのは、ツバの部分をワックスディッピングしたキャップでした。
あと、インターネットが普及した現在ならでわの「マウスパッド」もお土産品として売られていました。
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