Tatsuaki Sakai's Bourbon World
ケンタッキーレポート2002
Diary 18/09/2002
ケンタッキー3日目。昨晩飲みすぎて、本格的に調子が悪い。
8:20集合なのに、起きたのが8:10。
慌てて支度をしてバスに乗り込む。
今日は「Maker's Mark Day」と銘打って、1日Maker's Mark関連のイベントに参加するのです。今朝も、バーズタウン市内で朝食を食べた後にバーズタウン郊外のロレットにあるMaker's Mark蒸溜所を目指します。
天気は雨の予報とは裏腹に晴れ。公園のように整備された蒸溜所を歩くのが気持ちよい。まずはビジターセンターでお買い物。土産物をごそごそと買い込んでから蒸溜所見学へ。この蒸溜所を回るのは3回目なのですが、今までの2回とは大きな違いがありました。
まず、醗酵に用いるマッシュ・タンがサイプレス製8基に加え、ステンレス製のマッシュ・タンが33基設置されていること。
この事実もあまり知られていませんが、このステンレス槽は前回蒸溜所を訪問した際に見せてもらっているので、あまり驚くことではありませんでした。しかし、マッシュ・タンの数には驚くものがありました。
ここで、3日間醗酵されたマッシュを蒸留器へと送ります。
つづいて、蒸溜のラインが今までは1ラインだったのに対し、もう1ライン増えていました。つまり、生産量が倍増しているわけです。
Maker's Markはバトンスチルで60度まで蒸留され、コンデンサーで65度まで蒸溜されます。
ここまでは、大体予測がついていました。しかし、今回のツアーでは驚くべき体験をすることとなったのです。
今まで、絶対に内部まで入れてもらえなかったウェアハウスの内部に入り、瓶詰め直前の樽出しの原酒をテイスティングすることができたのです。一般に販売されているMaker's Markに比べ、加水していない分バニラ香を非常に強く感じます。
そして、今まで謎のベールに包まれていた「Maker's Markのおおよその熟成年数」が明らかになりました。
レッドトップで通常6度の夏を過ごします。その後、テイスティングを実施し、熟成のピークに達したものをボトリングします。
そして、ブラックトップは8度の夏を過ごします。この数字が明らかになった際、ツアー参加者から驚きの声が上がったのは言うまでもありません。
最後に、生産量が倍増されたと言うことは・・・・アレも倍増されていました。
そうです、Maker's Markといえばワックスによる封。そのDippingラインが倍増されていました。しかも、我々が訪問した際には「オバチャン」だけでなく「オジチャン」も居ました。詳しくは写真をご覧ください。
ちなみに、今回の生産ライン増強で12名のDipping担当者を採用したそうです。こうなると、「この蝋の垂れ方は誰だ」などと思いをめぐらすことができないですね。ちょっと寂しい気もしますが、Maker's Markが多くの消費者に支持されているわけですから、仕方がないでしょうね。
蒸溜所見学後、蒸溜所内のゲストハウスでランチ。ケンタッキーの家庭料理をベースとした料理をいただきます。ここの食事もおいしくて満足です。
特に、インゲンとカントリーハムを煮た料理が美味。
その後、ビジターセンターに戻って、自分でMaker's Markのボトルに封蝋をつける体験をします。
蒸溜所で約4時間過した後、バーズタウンに一旦戻ります。
少し空き時間が有ったので、バーズタウンのダウンタウンにあるTODDY'S LIQUOR SHOPへ繰り出します。
ここは、バーズタウンでも有数の品揃えを誇るリカーショップで、バーズタウンを訪れる日本人が必ず寄ると言っても過言ではない店です。でも、そんなに広い店じゃないんですよ。
私はここで特に買うものがないので、店内を見学するだけ。
他のメンバーは珍しいバーボンを買い込みます。
めぼしいものは昨日、モーテル近所のSTATE LIQUOR SHOPで購入済なんで、ほとんど用がありません。
さて、ダウンタウンから戻った私は、すこしだけドレスアップして集合場所に向かいます。今晩は、Maker's Mark社長Bill Samules氏のお宅にで開かれるホームパーティーにお邪魔するのです。
Bill社長のお宅にお邪魔するのはこれで3回目なのですが、相変わらず分かりづらい場所にあります。どれくらい難しいかというと、行列が全くない状態で佇む谷川米穀店へ行くくらいに大変なんです。
#そっちの例えの方が分かりづらい・・・・という声もありますが。
なにせ、目標は番地だけが書かれたポスト。案の定、道を過ぎてしまい後戻りする始末。それが、ほとんど山道なんです。しかし、なんちゅう場所にあるんだか。
ここを訪れるのは3年ぶり。Bill社長に、奥さんのNancyさんが暖かく迎えてくれます。午前中に蒸溜所を案内してくれたDavid Pickerell副社長に、国際部門のNikkyさんも同席してくれました。社長邸の庭は見渡す限り広く、庭の端に野生の鹿が顔を出すなどと、我々を楽しませてくれます。
まずは、ウェルカムドリンクを楽しみつつ、Samuels社長をはじめとする蒸溜所スタッフと談笑します。その後、ディナーです。
今日のディナーは前菜にシーザースサラダ、メインに牛フィレステーキのバーボンソース。バーボンソースが思ったよりも甘く、初めて体験する同行者は四苦八苦しておりました。その後、Samuels社長からスペシャルなボトルのプレゼントが全員にあり、貴重なお宝が一本増えました。
Samuels社長とお別れの言葉を交わしてお宅を出ます。その後、我々が向かうのはルイビル市内のアイリッシュバーです。ここで、ギネス・パイントを1杯飲みます。これで、5ドルでお釣りがくるのは、かなり安いですね。1杯だけ飲んで店を出ます。
さて、バーズタウンに到着した私は、疲れからそのままダウン。
今日は2次会に参加する事無く、爆睡してしまいました。